自分が指導できないとき
一番安易なのが、卒業生にお願いすることです。
前回お話ししたように、自分の考え方をしっかり、事前に伝えること。
これが大切なんですね!
今までの悪い慣習も残っていたりします。
すぐに変えることはできなくても、
一緒に指導する卒業生や外部コーチと共により良いものに
徐々に変えていくのです。
技術指導以外のスポーツを志す中学生像を思い描いてみてください。
バスケットボールを通して、どんな大人になって欲しいか、
思い描いてみてください。
私は中学生の時、自分の意志でバスケット部に入りました。
疲れて家に帰った時、夕食前に居眠りをしていました。
母親は、食事の準備を手伝うよう、私を促しましたが、
手伝おうとせずに寝ていた私に向かって激怒しました。
「手伝いをしないのなら、飯を食うな!!」
「親が頼んで部活に入れた訳ではない!」
「自分の意志で入って、疲れたからと言って何も手伝わないのなら、部活を止めなさい!!」
と強い調子で言われたのを覚えています。
母親は的を得たことを言っていたと思います。
私は自分の意志で入った部活で疲れ果て、疲れたことを言い訳にして、
家庭での果たすべき役割をさぼっていたのです。
似たようなことが部活動をやっている小中学生にはあると思います。
私が大人になり、中学生と向き合ったとき、
「自分が好きで入ったバスケット部だ!親に文句を言われないよう、
バスケットをできる環境を守り育てて行こう!」と言ってきました。
疲れて苦しい時も言い訳せず、やるべきことをやる姿勢が子供たちに
芽生えて、大人になっていきました。
この話は、技術指導ではありませんが、部活動を進めていく上で
とても大切な、「部活動に対する姿勢」を子供に期待したものです。
こういった話は、管理顧問でもできるはずですね。
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