2012年5月23日水曜日

トライアングルパス

狭い場所で練習するなら、トライアングルパスは、とても良い練習ですし、そのバリエーションも豊富です。

コートが半面でも、グラウンドでの練習でも可能ですね。

・動きながらのパス(チェストパスやバウンスパス)。

・パスアンドランを強調したもの

・ボールミートを強調したもの

・ワンハンドのプッシュパスを組み入れたもの

など、いろいろあります。

これらの動きを伴ったパス練習は、チームの協調性を養うこともできますし、パスミスやキャッチミスをしない連続性を要求すれば、根気強さと正確さがチームの中に育ちます。



2012年5月14日月曜日

対面パスは基本だが、実践的でない。

バスケットといえば、パス、ドリブル、シュートという技術を身に付けなければなりません。

まずは、パス練習ですが、

初心者にパスを練習させる時、必ずといってよいほど、対面パスを練習します。

ボールをキャッチする感覚、衝撃を体感することや、

ボールをパスする時の手首の使い方(スナップ)と

ボールの回転(バックスピン)を覚えるためには、大切な基本練習です。

しかし、試合中に対面パスをすることは、ほとんどありません。

ある程度の感覚を体得したら、

より実践的なパス練習に切り替えていくべきでしょう。

パスは、常に足と連動しているので、

ステップワークを含んだ動きの伴うパス練習を多く取り入れるのが、

上達の早道だと思います。

また、ボールをキャッチするために、どのタイミングでスタートするかといった

感覚も同時に習得できようになるでしょう。

2012年5月10日木曜日

狭い場所での練習(ボール転がし)

初心者の欠点は、筋力が弱いために、膝が曲がらないことです。

膝を曲げるためのフットワークは沢山ありますが、とてもつらいですね!

狭い場所で、習慣的に行うことで、自然に筋力を高めてくれるメニューです。

この練習は、自然に低い姿勢をとり、膝を曲げなければならないので、

とても効果的な練習方法です。
サークルの幅くらいで行い、ボールを転がし合います。

AとBは、交互にボールを転がしますが、やっと取れるタイミングで転がしてやります。

プレーヤーはボールを手の平でしっかり受け、正確に相手に返します。

右側は右足を出し、右手で、左側は左足を出し、左手で返します。

決してはじいてはいけません。

ボールを10回~20回と定めて、これを1セットとします。

3人で交互に入れ替わり、3~5セットなどと決めて練習します。

ボールは床を転がったままですし、手の平でしっかり捉えるので、自然に膝が曲がります。

背筋や腹筋も必要になりますし、特に下半身(脚)のトレーニングになるので、

是非、やってみてください。

狭い場所(廊下でも)でできますし、低い姿勢をとるための筋力が、

知らず知らずのうちに鍛えられていきます。














2012年5月5日土曜日

狭い場所での練習

練習場所の確保ができても、

学校内では、相変わらず、練習場所が少ないのは変わりません。

体育館は、ほとんど使えない状況で、

どんな工夫をしたら良いのでしょうか?

新1年生を含め、試合に出ても、出ると負けのチームでは、

個人の技量が、かなり未熟な場合が多いでしょう。

ボールに慣れる練習とフットワークを兼ねた練習が必要で、

なおかつ、狭い場所での練習が条件ですから、自分(指導者)なりの

様々な工夫が必要になります。

いろいろな練習内容を本で見ても、なかなか見当たりませんので、

いくつかご紹介しましょう。

まずは、ハンドリングです。

ハンドリングはとても良い練習で、特にドリブルを使ったハンドリングがよいでしょう。

廊下や空き教室などでも手軽にできますし、雨が降ってもできますね。

交互にレッグスルー(ジャンプして)するものは、フットワークと同じ、筋力アップが期待できます。

インターネット動画でハンドリング検索すれば、沢山出てきますので、

それらから、自分のチームに活用できるものを取り入れてみましょう。



2012年5月2日水曜日

選手を育てる②

バスケットボール部に入ったのですから、

バスケットボールの技術を習得するのは、当たり前のことです。

でも、その前に「どのような人間に育てたいか?」という

教育者としての目的も忘れてはいけませんね。

勝利至上主義に偏ることも好ましくありませんし、

家庭や学校でのやるべきことも忘れてはいけません。


よく、小さな子供に、「将来どんな人になりたいか?」という質問に対し

「野球選手になりたい」「サッカー選手になりたい」などと答えますね。

プロの第一線で、活躍できる人というのは、ほんの一握りの人たちです。

また、登りつめても、怪我や病気によって、断念しなくてはならない場合もあります。


「バスケットボールを通して、どんな人間に育てたいか」という考えのもと、

小学校、中学校の間にやるべきこと、両立させる姿勢を強調するべきだと思っています。

どんな道に進むかはわかりませんが、

バスケットボール部で培ってきた、行動や考え方が、

人生を進める上で、大きな原動力になれるような働きかけが大切です。


チームスタッフ間でも、このような共通理解のもと、バスケットボールを指導して欲しいな

と思います。



「バスケットボールじゃ飯は食えないよ!って言ってたっけ。」

「でも好きなんだ!」

「あの頃、先生に言われたこと、支えにしてますよ!」こんなこと言われてみたいですよね!